団体紹介
「大人の学校」(京丹後市)は月1回の開校。1日登校すれば、3つの授業と給食(食育の時間)を受けられます。また、放課後の自由時間は、参加者間の交流の場にもなっています。
大人の学校が始まったのは、2016年。「大人にも学びの機会をつくりたい」「様々なジャンルに興味を持ってもらいたい」「市民が繋がる場をつくりたい」という市民有志の想いで生まれました。体や心の健康、着付けやコミュニケーションなど、多分野の学びを参加者に提供してされています。
NPOのニーズ
①月1回の開校(イベント)の広報は、チラシなどを多方面に配り精力的に行われていましたが、団体自体を表現する広報物がありませんでした。
②多彩なジャンルの学びを提供したいという想いを着実に形にしていく一方で、団体メンバーの視点やネットワークだけでは限界を感じられていました。
プロボノチームの取り組み
①「流動的な情報はチラシ、スタッフの想いや連絡先など固定的な情報はパンフレットに掲載」というすみわけを提案。毎月のイベントチラシを挟み込む仕様で、窓口のついたパンフレットを制作されました。
②幅広いネットワークや交渉力を持ったプロボノワーカーが、丹後地域や中丹地域を中心に飛び回り、講師になっていただける方を探されました。
ニーズの掘り起こしとして「大人の学校にこれまで参加された方から要望を聞くアンケート」を提案。それに合わせ、ワーカーチームの視点から300項目を超える科目候補表を制作されました。
科目候補表ができたことによって団体メンバーの発想も広がり、「これなら近所の〇〇さんができそう」「こっちは近くの〇〇店にお願いできる」などと、身近な地域資源の気づきにもつながりました。
成果
①・チラシをセットできる窓付きパンフレット
②・新規講師(交渉済み)名簿
・新規科目候補表
※プロボノワーカーは、「大人の学校」の講師開拓を口実に、「気になっていたけどきっかけがなかった人とお話ができた」「人材ネットワークが広がり、仕事にも生かせます」と喜ばれています。